開発者：環境構築：Dockerコンテナのビルド

さあ、準備に必要なファイル類が整いました。
続いて、Dockefileを使ってDockerコンテナをビルドしていきます。

1. ターミナルを開く

まずは、ターミナルを開いてください。（cmdやGNOME Terminalなど）
サーバについては、SSH経由での接続でもOKです。

2. ビルドする

続いて、以下のコマンドを実行してください。

docker compose -f docker-compose-(devまたはprod).yml build

これで、Dockerコンテナのビルドが始まります。時間がぼちぼちとかかりますので、気長にお待ちください。

devとprodなんで2つもあるの？

devは開発用、prodは本番用の設定ファイルです。
開発用は、開発環境で便利な設定（例えばファイルの変更を検知し自動リロードや、デバッグ用のツール、ダッシュボードなど）が含まれていますが、本番環境には不要であったりパフォーマンスの低下、セキュリティリスクを孕む設定も含まれています。

本番用では、Dockerイメージ内にビルドされたファイルを使うため、ビルド時に使用するツール類は含まれていません。フロントエンドやドキュメントは単にnginxで静的ファイルをホスティングするだけになるので、セキュリティが向上します。
加えて、traefikやfastapi等のサーバも本番に適した設定に変わります。
他には、HTTPS証明書の自動取得（詳しくはこちら）も実施します。